1人ぼっちだった前は、
あの人の事を考えた。

2人ぼっちになった今は、
あの人が残してくれたこの子と一緒に
あの人の事を考える。





7.嫉妬という名の焦り





「あのー私もう大丈夫なんで。」

「あぁ?いーよ。お前危なっかしいからよ、送ってってやるって」
これまでに買った食材や日用品たちは、横を歩く男の手の中にあった。

いいのかなー私がカカシさんの家にお世話になってるの、バレない方がいいような・・・。
見た所、この人も忍者みたいだけど。
うーん。


なぜこのような状況になったか、はそれ以前の出来事から順に思い返していた。

カカシと出かけた次の日には、すでに彼は任務に復帰した。
ケガは本当に大したこともなく、チャクラもすっかり回復したようだった。

「じゃあ、いってきます。」

「はい、・・・気をつけてくださいね。」
の表情は暗かった。
無理もない、つい先日目の前の人は玄関先で倒れていたのだから。

「ダイジョーブ。オレもうあんなへましないから。」
ケガしてるオレより、がツラそうだもんねー。と少しでも私を元気づけようと、カカシさんはおどけて言った。

「無茶しないで下さいね。」

「はーい。明日の夕方には帰ってこれると思うから。夕飯よろしくーじゃあ、いってきまーすv」

ぽんぽん、との頭をなでてからカカシは玄関の扉を開けた。

「はい、いってらっしゃい///」
手を振って出ていくカカシさんを見ていたら、急になんだか照れくさくなってしまった。


・・・新婚さんごっこしてるみたい。


そんなの心の内をカカシが聞いたら、ごっこは余計でしょーよ。というカカシのつっこみが入りそうだ。


その後は特にいつもと変わらず、家事にいそしんだ。
少しいつもと違うのは、家の周りをちょっとだけ散歩してみたことである。
今は春先なので、公園の桜が少しずつ蕾をつけ始めている。

満開の季節はキレイなんだろうなー。
今度は、カカシさんとお花見したいな・・・。花見酒なんてのもオツだよねー。


サーン、オレ酔っ払っちゃったから膝枕してvv』

アタシったらな、なななんてことを///

妄想して1人で照れているであった。

だって、カカシさんがいけないのよ。
急にお姫様抱っこしたり、後ろから抱きしめてきたり・・・そんなのって、

・・・・・恋人同士みたい。

ボン!!という音と共にの顔が真っ赤になり、爆発した。

きゃーきゃー///アタシったら!!!!
ナイナイ、だってカカシさんは私の反応が面白いからって絶対楽しんでるだけだもん。

真っ赤な顔をして、頭をブンブンと左右に振っているその時のは傍から見たらさぞ怪しかったに違いない。

はぁ〜でも、素顔のカカシさんってかっこいいもんなぁ。
なんか女慣れしてるかんじだし、そりゃあーモテるんだろうな・・・。

やっぱり、アタシって邪魔なんじゃ・・・・。
でも!カカシさんはいいって言ったもん。もう少し居候させてもらうくらい、平気よね!

よし、カカシさんが帰ってくる前にやることやっちゃおー。


カカシがなぜ、家に居てもいいと言ったのか、ということはあまり深く考えないであった。




今日は、カカシさんが帰ってくるからその前に買い物に行かなくっちゃー。

基本的にやる事が家事しかない上に、カカシがいつ食事が必要なのかがわからないため
は頻繁に買い物に出かける。
といっても、その頻度はまちまちで気が向いたら、というのがのスタンスらしい。

カカシさんの好きなさんまでも焼こうかなぁ。
あ、そういえばトイレットペーパー切らしそうなんだった。

そんな事を考えながら、うろうろとしていると通行人のうちの1人にぶつかってしまった。

ドンッ。

「いったぁ・・・あ、すみません。」

「いてーなぁ、オイ。」

「あの、すみません。ちょっと考え事していたものですから。」

「あぁ?あーちょっと右腕が痛いねぇ〜どーしてくれんの、コレ?」

「え?・・・あっあの。」
うろたえるの様子を見て、今まで怒っていたはずの男の顔が急にニヤつきだした。

「ちょっと一緒に来て、俺の右腕みてくんない?」

2人組の男たちは、ぶつかった方の男は左腕を私の腰に回し、もう1人は私の腕をつかんでそう言った。


ちょっと、なんなの?
今どきそんなセリフ、小学生だって恥ずかしくて言わないっつーの!!
ってか、あんたらどんだけ脆いんじゃ!!牛乳のめ!牛乳!!

ヤダー触らないで!気持ち悪い〜(涙

男たちは早くもズリズリ、と無理やりを引っ張っていた。

連れて行かれてたまるかー!!今日はカカシさんにさんま焼いてあげるって決めたの〜(汗
焦りで最早考えていることがめちゃくちゃなであったが、今は貞操の危機を守るのに必死だ。


「離してください!!」
理不尽な男たちのいいなりになってたまるか!とが、強引に腕を振り払おうとしたその時。



「おめーら、んな事して恥ずかしくねーのかよ?」


そう言って、突然現れた男はあっという間にを自分の後ろに隠し、ガラの悪い男2人組の腕を締め上げてしまった。


「ってーな!!なにすんだよ!」

「なにって、んなもんおめーらが一番わかってんだろーが。」
ギチッ、という音がして男2人の腕はさらに締まっていった。

「イッテー!!!悪かった、俺らが悪かったから!頼むから、離してくれよ!!」

なんだかこのまま放って置いたら、目の前の男はそれこそ腕でも折るんじゃないかという勢いだったので、は慌てて男の服の端を掴んだ。

「あ、あの!私なら大丈夫ですから。・・・・もういいです。」

「それなら、いーけどよ。」
今まで、ねじり上げられていた腕がいきなり開放されたことで足がもたついたのか、男たちは地面に転がっていた。

「覚えてろ、なんてダッセー台詞は受けつけねーからな。」
冷たい視線に耐えられなくなったのか、2人は慌ててどこかに逃げていった。

「さてと、厄介なもんにからまれてお前も大変だったな。」

「あ、いえ。助けていただいてありがとうございました。」
危うくどこかに連れ込まれるところだった所を目の前の男は、見ず知らずの自分を助けてくれた。
ぺこり、とはお礼をした。

「いや、大したことはしてねーからよ。それにしても、お前もうちょっと気ぃつけて歩けよ。
 見たところ一般人みたいだけど、木の葉がいくら安全っつってもああいうのがいるからな。」

「はい、次からは気をつけます。」

では、と言ってその男とはその場で別れるつもりだった。

「お前、危なっかしいからよ。送ってってやる。家どこだ?」

えぇ!!

「いえ、あっあの別に私もう大丈夫ですから。それにまだ買い物の途中なんです。」

「だったら、それも付き合ってやるよ。ちょうど暇だったしな。」

すっかり見慣れたベストや、額あてをしているこの人はおそらく忍者なのだろう。

・・・・木の葉の忍者って皆いい人なんだなー。
でも、私がカカシさんのお家に居候してるなんてこの人に知られてもいいことなのかなぁ・・・。

そんなことを思っているうちに、楊枝のような鉄の棒をくわえている彼はさっさと歩いていってしまった。


と、思ったらクルっと顔だけ振り返り

「俺、不知火ゲンマってんだ。お前は?」

一瞬名乗ってもいいものかと迷ったであったが、
もうここまできたら極力この里の人達に関わらないように こそこそするのもなんだかバカらしくなってきていた。

「私、っていいます。」

、ね。で?後はどこに買い物に行きたいんだ?」

「えっと…あとはトイレットペーパーを・・・」

「んじゃ、こっちだな。」

「あ!ちょっと!!」
不知火ゲンマ、と名乗った彼は強引に私の手を取って歩き出した。

「あの!不知火さん!!」


「ゲンマ。」


「え?」
私の手を引いて強引に歩いているかと思えば、急に立ち止まるから不知火さんがなんて言ったのか、私はうまく聞き取れなかった。

「ゲンマって呼べよ。な?俺もって呼ぶからよ。」

はぁ〜なんでこっちの人ってそんなに呼び方にこだわるわけ?
しかもかなりの確率で下の名前・・・


1つ木の葉の謎を知ったであった。


その後は当たり障りのない会話をした。
わかったのはゲンマさんが特別上忍という忍者だということ。
まぁー忍者の階級はよくわからないからいいや。
はあまり深く追及はしなかった。

私の事は、最近引っ越してきた一般人で前いた所は忍がいなかったからその辺のことはよくわからない、ということにしておいた。
まぁ、うそはついてないもんね。
以前、イルカと話していたときは騙してはいないものの少なからず、罪悪感を感じていた。
しかし、このゲンマという男は気軽な印象を抱いているせいか特に悪いとは思わなかった。

ゲンマさんが特に深く聞いてこないのも、正直すごく助かってるよね。

会話は今日の天気はどう、とか彼の仕事の話、の好きな小説などたわいもないことだった。
そんなこんなで、すっかり買い物も終えあとはカカシとが住むアパートに向かうのみであった。


そんな時、ふとゲンマはわずかな殺気を感じた。

誰だ・・・?
ゲンマはその殺気の出どころを探ろうとしたが、それは思わぬ人に出くわしたためうやむやになってしまった。

「あ、イルカさん!」

さん!」

「お久しぶりですね。」
相変わらず、彼の笑顔は爽やかでまぶしい。

「買い物ですか?」

「はい、でも全部済んだので今から帰る所です。」

「そうですか〜。あ、ゲンマさんじゃないですか。お疲れ様です。」
コノヤロウ、に夢中で俺のことはちっとも目に入ってなかったな。

「ウッス。そっちは仕事あがりっスか?」

「えぇ、今日は残業もなかったんで早めに出てきたんです。・・・ところで、あの、お二人は知り合いか何かですか・・・?」
イルカが気まずそうに言うのも、無理はない。
ゲンマが買い袋を手にぶら下げて、2人仲良く並んでいては。
しかも、先ほどの口からは今から帰るという言葉が出ている。


嘘だろー?!まさか、さんゲンマさんとすでに・・・??(汗
さんのことちょっといいなって思ってたのに、俺・・・

何か勘違いしている様子のイルカに、は慌てて否定した。

「違うんです!イルカさん。ゲンマさんとは今日知り合ったばっかりで。私が変な人達に絡まれていた所を助けていただいただけです!」
それで、送ってくださるってきかなくて。とイルカに説明するは必死だ。

あーあ、のやつ全部言っちまいやがったな。

ゲンマとしては、ちょっといい女を見つけたのでこれから口説こうとしていた矢先だった。
そんな折りにいきなり現れたイルカが明らかにライバルの匂いが漂っているので、このまま勘違いさせておきたいところだった。

「・・・そーいうことっスよ。」

「そうですかーあはは。」
イルカは明らかにほっとしていた。

よかったーてっきり俺、さんはもうゲンマさんとくっついてるのかと思った。


「あ、それじゃあ私家もうすぐ近くなんでこれで失礼しますね。」
気づけば太陽は傾き始め、辺りは夕方の時間になっていた。

今日はカカシさんが帰ってくるんだった。急いでご飯つくらなきゃ!

「ゲンマさん、ありがとうございました。イルカさんもまた今度ゆっくりお話しましょう。では、また。」
半ば、ゲンマから買い物袋をひったくるようにしては2人にぺこりとお辞儀をして、早々と家の方へ駆けていった。



あ〜あ、せっかくこれからだったってのに。
まぁ、でも相手があの人ってことは手ェ出すと後々メンドーな事になるかもしれねーな。

「さーてと、イルカさんも厄介なのに絡まれる前に退散した方がいいっスよ。」

「???」
ゲンマのいう意味がいまいち理解出来ていないイルカであった。



一方は・・・・

すっかり帰るの遅くなっちゃった!
カカシさんまだ帰ってないといいけど(汗

急いで玄関を開けるとまだカカシは帰ってきていないようだった。
ふぅ〜、とその場で一息つくと



「ただーいまv」


「わぁあァァ!!!」
突然のカカシの登場に、は口から心臓が飛び出るかと思うほどびっくりした。

「くくくっ。そーんなに驚かなくってもいいじゃない。」
そう言いながら、ご丁寧に気配まで消して背後にたったカカシはの予想通りのいいリアクションに笑いを隠しきれなかった。

そんなカカシをはじとーっという目で見ている。

「あーあ、今日はせっかくこの前のお礼も兼ねて、カカシさんの好きなさんま焼こうと思ったんですけどねー。
 季節外れだからちょっと奮発したんだけどなぁ〜」

珍しく反撃に出るに、カカシは慌てた。

「ちょ、サーン(汗
 オレが悪かったから。ね?許してー」




「「っぷ、あははは〜」」

なんだか、お互いに可笑しくなってしまって家に入るのも忘れてカカシもも笑っていた。


そのあとはが食事の準備をし、カカシは風呂で任務での汚れを落とした。
食事をしながら、は今日の事をカカシに話した。



「今日不知火ゲンマさんって人と仲良くなったんですけど、カカシさん知り合いですか?」


ぴくっ、とカカシの眉が動いた。


「ゲンマ?まぁ、何回か任務で一緒になったことがあるくらいだけど。なんで?」

「今日、まぁ私もボーッとしてたのが行けなかったんですけど、買い物の途中で変な男の人に絡まれちゃったんです。」

「で、ゲンマに助けてもらったってワケ?」

「あ、はい。」

ふーん。それでゲンマと仲良く歩いてたってわけね。

「そのあと、ゲンマさんが家まで送ってくれるって言って下さって。私がカカシさんのお家にお邪魔してるの知られない方がいいと思ったので、お断りしてきたんですけど・・・。」


ま、そうやって女の子口説くなんてアイツのやりそうな事だよね。


「なんで?私カカシさんと同棲してるんですvって言っちゃえばよかったのにー」

「なっ///同棲って!私はただの居候ですー」


そんな事であっさりアイツが諦めるとは思えないけどね。
あの態度とか表情みたかんじ、明らかにの事気に入ってますって態度だったもんなー。
ま、でも牽制にはなったでしょ。


先ほどゲンマが感じた殺気というのは、実は何を隠そうこのカカシの放ったものであった。
任務帰りに近くでの気配がしたので、声をかけようと近づくとゲンマと並んで歩くを見かけた。
出ていって声をかければよかったのだろうが、ゲンマに笑いかける姿や、ゲンマのを見る目になんだか無性に腹がたった。
そこで思わず、ゲンマに向かって殺気を放ってしまっていたというわけだ。


イルカ先生もなんだか、の事気に入っちゃってるみたいだし。


の隣はオレのものなのよ。
誰にも渡さなーいよ。


「ま、とにかく気をつけないとねー。今回はたまたまゲンマがいたからいいけど、ただでさえ危なっかしいんだから。」

「はい・・・。」
ゲンマにも言われたがカカシからも危なっかしいと言われれば、としては返す言葉もなかった。


しょぼん、とうなだれているをかわいいと思ったが、ここはカカシも心を鬼にした。


「大体は危機感がなさすぎなの。忍がいない世界から来たっていっても、 
 悪いヤツなんてどこも一緒でしょ?そーいうヤツらには隙を与えたらダメなの。」

「・・・おっしゃる通りです。」

ま、あんま苛めてもかわいそーだしね。
ぽんぽん、とカカシはの頭をなでた。


「???」
カカシさん、さっきまでアタシが危なっかしいからって怒ってたんじゃ・・・?


「ま、だもんねぇ。」

「え・・・あ、いいんですか?」

「うん、その代わりと言っちゃなんだけど」

「はい。」

「今度から出かけるときは条件つきね。」


条件?ってなんだろう・・・カカシさんと一緒じゃないと外出しちゃダメとか?
心配してくれるのはわかるけど、それは困るなぁ。


食事を終えたカカシは、リビングとキッチンの間にあるちょっとしたスペースに立った。


はちょーっと、そこで見ててね。」


何をするんだろう?と思ったその時、
カカシは素早く指を噛み印を結んで床に手をついた。



ボンッ!!!
は初めて忍術を目の当たりにして、驚きを隠せなかった。

少し煙があがったかと思ったら、そこにはカカシと同じ額あてをし
それぞれグラサンをかけていたり、マントのようなものを羽織っていたり、大小個性溢れる犬たちがいた。


「みんな、急にごめーんね。」

「なんだ?どこかと思えばカカシの家じゃないか。」



「・・・・・。」



?紹介するねーこいつらオレのかわいー忍犬たちv」

「カカシィー?この女固まってるぜぇ?」

「あれま、サーン?」





「・・・・しゃべった。」



「え?」


「い、犬が喋ったー!!!」
ズサァァア、とはその場から後退った。

「カ、カカカカシさん。この世界の犬は喋るんですか(汗?」

忍犬たちは不思議な反応を示す目の前の女を明らかに疑いの目で見てる。

「あーうん。そうじゃないのもいるけど、こいつらは忍犬って言って訓練を受けたから特別。の世界には喋る犬はいないの?」

こくこく、といまだ驚きを隠せないのか黙って頷いていた。


・・・そんなに元の世界とここは違わないような気がしてたけど、まさか犬が喋るなんて(汗

はじーっとしばらく忍犬たちを見つめていた。


でも、よくみればなんだか・・・・・すっごく




「かわいい!!!!」



いきなり、1番近くにいた忍犬に抱きついた。


「えぇぇえー?!!」
さっきまで驚いていたかと思えば、もうこれですか・・・。


の切り替えの早さにはいつも驚かされる。


「せ、拙者をかわいいと言うな!抱きつくな、女!」

よっぽど忍犬たちが気にいったのか、はパックンを抱っこをしたまま他の忍犬たちを撫でていた。

「ねーねーキミはなんていう名前なの?」


「パックン。」


「え?」
急に上からカカシさんの声がした。

隣に来てしゃがみこんだかと思ったら、カカシさんは一匹ずつ紹介してくれた。
その時のカカシさんはすごく優しい顔をしていたから、
あぁこの子たちはカカシさんにとって大切な存在んだなと思った。


「で、さっきの条件なんだけど。」

「条件?」
忍犬の事ですっかり、の頭からは先ほどからの会話が抜けているようだ。


「あぁ!さっきの。思い出しました。」


「ムサシ。」

「・・・はい。」
先ほどカカシから紹介された中の一匹がゆっくりと2人の前に出てきた。

「これからオレが居ないときは、ムサシと一緒にいるといいよ。賢いし、戦闘能力もバツグンだから。」

「はぁ。いいんですか?」
目の前にいるムサシという忍犬は、明らかに恐い顔をしていてそりゃあ強そうだ。


「・・・よろしくたのむ。」
ムサシは怖い顔に似合わず丁寧に頭をさげた。

「あ、こちらこそ。よろしくお願いします。」
そんなムサシにつられたのか、もペコリと頭をさげていた。

「じゃあ、今日のところはみんなは帰っていーよ。ムサシはこれからオレが居ない時に口寄せするから、のこと守ってやってね。」

お疲れーと言って忍犬たちに手を振っているカカシ。
再びボンッ!という音とともに、忍犬たちは消えた。

「どう?アイツらのこと気に入ってもらえた?」

「はい!ありがとうございます。それに、かわいい上にしゃべれるなんてすごいですね!
 ムサシ君だけじゃなくてみんなにまた会わせてくださいv」

「ま、機会があったらね。」
自慢の忍犬たちを誉められて嬉しいカカシであったが、



忍犬に嫉妬しちゃってるオレってどーなの。



はぁ〜。
ゲンマといいイルカ先生といい、うかうかしてたらもってかれそーだな。




そんな事をカカシが考えているとは、少しも思わないであった。









はい、嫉妬心むき出しのカカシ先生でした(笑

忍犬ですが、オリキャラ登場です。
に、苦手な方がいたらすみません(汗
しかも、ゲンマさんやパックンの口調がいまいちうろ覚え・・・
漫画読み返そうかとも思ったのですが、ここはあえて強行突破ですv
他の忍犬たちもえぇい、と勝手に捏造w

イメージを崩してしまわれた方、申し訳ございません。
ワタクシにはこれがいっぱいいっぱいです(汗
そして季節感、まるで無視です。重ね重ねすいません。(あぁ、謝ってばっかッス

そろそろ、金髪の彼やクールな彼や乙女な彼女を出したいです。
カカシ先生を作中でも先生にしたいです。